2023年05月11日

ビックリ! NHK 朝ドラに「寒蘭」!





ビックリしました。

 NHKの番組「朝ドラ⇒らんまん」に「寒蘭」が紹介されているのに気付きました。

寒蘭:大好きな手前、うかつにも知ったのは5月の連休、いかにも遅い、と恐縮!。

仕事も大型連休で長期の休み、朝8時からのNHK朝ドラを超久しぶりで見たのです。

スタートの番組紹介の1コマで、チラッと紅い花が目に入りました、、、。

たった0,何秒の描写でしたがビックリしました、間違いなく寒蘭です。

物語の主人公は、神木隆之介が演じる植物額の権威、牧野万太郎氏。

四国は土佐、高知の牧野博士、考えれば寒蘭のワンショット紹介は当然です。

花は光の当て具合で、明るい鮮やかな赤紫色に輝いて咲いていますが、

種類は「室戸錦」or「緋燕」でしょうか?。

思えば我が家の小さな寒蘭棚に、憧れの「緋燕」が来て、はや20余年が立ちます。

テレビ画面での思わぬ出会いに、ビックリと共に灌漑深く想い入った事でした。


  


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2023年04月25日

「春華」9本立て、会長賞 おめでとう!



蘭、大好き、私たちのグループの仲間(伊藤さん)が、

蘭造りの本場、京都の春蘭展示会で、名誉ある会長賞に輝きました。

本人の投稿許可と共に、仲間内の祝いの席で大いに元気を頂きました。

雛壇に上がったのは四国の名花「春華」9本立てです。

展示会から持ち帰り、その子を前に、みんな自分の事の様に

喜びあいました、遠く静岡県、浜松から参加しての快挙でした。

当の本人は謙そんし、同時に並べた「おうち展示会」の一鉢、

同種4本立ての春華を見て「この木の方が花も大きいし株も良い」

と、人の作品を誉めました。

この謙虚で真摯な姿勢こそが、今回の快挙につながったんだ、

と実感しました。

忙しい日々の暮らしの中、久しぶりに良い、大ニュースでした!。

今月の蘭勉強会では「抵抗誘導剤」蘭自体に病気の抵抗性を付ける

有効な酵母を発行させ、全く新しい分野の薬品肥料造りに挑戦中です。

  


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2023年03月19日

小は大を兼ねる! 「黄金月vs幸福殿」




 大きさ比べではありませんが、ずいぶんな差でしょう。

右の大きい子が、「幸福殿」、副弁の幅、65mmと、見た目でもかなり大型花。

左のかわいい子が「黄金月」、チャボ花、20mmで、他より飛び抜けて正に小型花。

ここまで来たら、棚中の最大の子と、並んで頂くことに致しましょう。

下の写真が一番差「春の望み」、70mmで、よくもまあ、、、ずいぶんな差です。

花の大きさはそれぞれ違いますが、3種類とも仲良しです、

何せ、今まで喧嘩している所を見た事がありません。

3枚目の写真は、MIN最小花の黄金月です、3本の花とも、微妙に色が違う。

もっと言うなら、黄花が黄色くない、あえて言えば右側はまあまあですが。

特に真ん中の背の高い子は、マッ青(緑)って感じ、顔まで隠してる、

なぜかって? 「大きさごっこで、負けたから!」。

でも大丈夫だよ、「大は小を兼ねない?、小は大を兼ねる!」自信もって。


  


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2023年03月14日

「雛壇に女雛」 絵になります!



東京ではいつに無く早いソメイヨシノの開花の報。

春を待つように咲いてきました「女雛:めびな」です。

実にかわいい花で、じぃ~っと見ていると、思わずほっこりとしてきます。

小型の花姿で、色と言い、花弁の抱えと言い申し分ありません。

舌もおちょぼ口で、小さくても品がある、いい花です、お気に入り!

今年はいい色に発色してくれました。

正にこの3月の開花にふさわしいお姫様です。

名前の由来!はよく言われますが、「女雛:めびな」は実に言い得て妙です。

開花した鉢を展示会の雛壇に上げる、「ひなだんにめびな様」、絵になります。

今はたった2鉢だけです、世間の評判が良くて、即売や交換会でチョト減りました。

でも2花&3花咲いてくれました、艶のある、いい赤に仕上がりました。

姉妹に「小春」ちゃんがいますが、「女雛」この子がルーツで主人公かと。

この木は、開花した株をこの目で見て、その子株を入れ、自分の棚で育てた新子

を含め、蕾から育て遮光して自分の手で咲かせるべき蘭です、かわいさが増します。



  


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2023年03月07日

春来る! 失敗も栄養?




写真のテーマ:「折れてる」「折っちまった」「隠してもダメだ」

静かだった我が家の春蘭棚にも春がやってきました。

あちこちの株が花茎を伸ばして、早い子は花が開き始めました。

そんな中で、まだコロナの影響で「春蘭展」はやらずにいます。

それもあってか、春蘭の開花に向けて最後の調整が、どうも雑!、を感じ反省中。

今年は、蕾株を集合させてのビニール加温、湿度、温度調整、霧吹きをせず自由咲き?


「悲劇は続く」の続編「白梟:シロフクロウ」の「見返り美人」の緑ちゃんに

  「こっち向いて!」の花向き矯正の最中、、、やっちまいました「ポキッ!」

  さる御方が、後から飄々と曰く「ダメだって!この子は花茎が太いタイプだで、


  言う事を聞かんだで、45度ずつ何日か掛けてやらにゃあ」 ああ、もう遅いわ!


  「晩酌後に残業で花向きをいじるな」、は自分が過去の失敗から決めたルール。


  それを守っていても、もう何本折ってしまった事か、片手では足りない悲劇。

  展示会というターゲットが、いかに気持ちの、手先の緊張感を支えるか、を実感。


来年こそは白シリーズの「白梟」「白鷹」「未開花:G」の真っ白な三姉妹の競演を!


今から来年の花を夢見るのは、鬼が笑う?怒る?悲しむ?


  


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2023年02月21日

見返り美人「お顔は見せない!」



世の中「そうそう思い通りにはいかない」ようです。

残念ながら今も実感しています、春蘭色出しの件、です。

今年の期待の初花「白梟:シロフクロウ」⇒ 正面でなく、背中からの写真です。

「見返り美人」ならぬ「後ろ姿美人?」こちらを向いていない!向けられないです


透き通るような美白、真っ白美人のつもりが、なんか、、、緑色美人みたいな?

申し訳ないですが、遮光の不足、色出しの失敗、9月からちゃんとしたのに、なんで?

残念な結果です真っ白に造れませんでした。

超緑!!の、、、「緑梟」おまけに藪咲 ⇒ 悲ッ!。

ウ~ン、反省の至り、遮光は十分したつもりなのに?、、、この子に申し訳ないです。

分譲元の大棚様いわく「ああ遮光が悪いだ!火を入れんで短かいだ!ダメだ!」

咲いた花に罪は無いのに、精一杯、3輪も付けてくれたのにね、不徳の致すところ。


展示会での素晴らしい一品との出会い、感動の純白は、正に造る御方の苦労の賜物!!。


逸品!その一鉢を、展示会の雛段に上げる迄、日々の細やかな面倒見に、最敬礼です。


「すごい!きれい!真っ白!」の、感動の一言は、簡単に成し得るものじゃあない!

を実感する次第です。

ところが、色が出せなくて落胆!の実話、これで終わりじゃあない。

悲劇はつづく、、、次回の悲劇   ⇒  春は遠い

希望もつづく、、、2枚目の写真 ⇒ 白シリーズ、未開化、未登録品有り。




  


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2023年02月04日

春蘭 期待の花 「白梟:シロフクロウ」



節分~そして立春を迎えました。

日の入りは明らかに伸びているのを感じます。

PM5時では暗かったのですが、その時間にはまだ夕日が残っています。

日の出も、毎朝少しずつ、今の時点では、1分20秒ずつ位早まっています。

春蘭の蕾達も、春の息吹を感じ、微かながら動き始めています。

今年の開花で、特に楽しみにしている子がいます。

「白梟」です、難しい読み方ですが「シロフクロウ」です、家の棚では初花です。

ここ数年来、この「白、しろシリーズ?」の春蘭達が新書で紹介されています。

このシリーズ、種類が豊富で、少しずつ異なった花毎に「白・・」の名でデビュー。

各地の春蘭展で、話題の新星ですが、従来の花とは明らかに違う斬新さが有ります。

家の棚に入って3年目になりますが、今年やっと蕾が来ました。

蕾の遮光キャップも早めに完全実施し、目を掛けて来た甲斐あってか、順調です。

今年は来ませんでしたが、兄弟分の「白鷹」にも、来年は蕾の手応えを感じています。

あとひと月、名前のごとく、純白の花が凛と咲いてくれる事を楽しみにしています。




  


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2023年01月24日

大寒波襲来! せめて新聞紙の布団




世間の情報で「10年に一度の大寒波襲来!」との事、今夜から!

寒さに慣れていない静岡は浜名湖のほとり、遠州は浜松の地です。

今シーズンはまだ一度も雪を知りませんでしたが、明朝はマイナス3℃の予想。

昨秋来、気温もマイナスに下ったのは1~2日だけでした。

先ほど午後7時ごろ、初めての雪がやってきました。

あっという間に、車も真っ白、温室の屋根も真っ白、

何度も外に見に出るほどの珍しさです。

雪深い土地の御方には申し訳ありませんが、明朝は初めての雪景色になりそうです。

先ほど、明るい内にと、家の蘭舎の蘭たちにも、せめてもの寒さ対策をしました。

新聞紙掛け布団と、ミニストーブです、温かく保つというより、氷点下へのカバー程度。

気休めとは思えど せめてもの、気は心です、我慢してよ!。


  


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2023年01月21日

渋さの競演 「派手ガラ vs 地味がら」



「派手ガラ と 地味がら」

柄物の出番は、晩秋の寒さが進んだ頃が冴え時期なのでしょうが、

いえいえ、厳寒の底、この時期こそ、冴えわたるのが、柄もの。

同じ種類でも、一鉢ごとに変わるその個性、葉柄が魅力です。

地味で落ち着いた「幽玄」と、派手ガラの「幽谷殿」です。

それぞれ、自分の好みで造ればよく、どちらが優れ者というものではないですね。

しかし蘭造り者は贅沢なもので、棚にハデ柄が多くなると、青葉が多めの渋い鉢の

絶妙な葉芸にハッとさせられます。

葉芸も、出る新子の具合で毎年変わります、造り方の工夫で、肥料、置き場、採光や

新子の芽欠き選別、といろいろ工夫しますが、やはり一番はその木の素性、

一番初めに棚に入れる木は、自分の目で見て気に入ったのを入れたいものです。




  


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2023年01月10日

春蘭 柄物, 寒さの中 鮮やかなダントツの存在感



小寒と大寒の中間時期、正に今のこの時期、寒の底を感じます。

棚の春蘭達はどう感じているのでしょうか。

毎朝の最低気温が零度近くの中で元気に過ごしています。

そんな中で、ひときわ映えるのが柄物です。

昨年の新子が寒さと共に、その色合いを増してきます。

「天遊」と「幽谷殿」です、 いずれも鮮やかな黄縞。

柄が派手過ぎの感も有りますが、棚の中でダントツの存在感です。

根元には蕾も控えています、あと二月もすれば、端正な

縞花が咲いてくれることでしょう。

  


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2023年01月01日

謹賀新年 寒蘭から春蘭へ



謹賀新年 明けまして おめでとう ございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

蘭が好き、ただそれだけを原点に、思いつくままその時々の、我が棚の蘭情報、

送り続けて、気が付けば、はや10余年も経ちました。

つたない内容にも拘らず、見てくださる皆さんに改めて感謝申し上げます。

ありがとうございます。

今年も良い花を咲かせるよう、蘭の身になって精進、お世話します。

新春を迎えた、この時期、棚で咲いている寒蘭をご紹介しましょうね。

「霧山黄」 鮮やかな虎斑、まだ開きはじめ、遅咲きというより、お正月咲き。

「麗冠」  寒蘭の中ではこの子も遅咲き、12月の中句から自由奔放に咲き誇り!

寒さの中、静かに確実に寒蘭から春蘭にバトンタッチしてゆきます。

春蘭の蕾達、ミズゴケに包まれ、キャップの中で、プックリと膨らみ始めています。

皆さんにとって今年一年良い年でありますように。




  


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2022年12月09日

季節外れのプレゼント!春蘭、風蘭が開花





ここしばらく、寒蘭達の様子をご紹介していますが、

チョット気分を変えて一休みです。

ちょうど今、棚で咲き始めた、季節外れの蘭の花をプレゼントしましょう。

春ではないのに春蘭2種類、と夏ではないのに風蘭です、季節外れ!。

春蘭は「幸福殿」です、キャップをしていた3蕾の内、1本が突然伸び始め、

あっという間に開花、残りの2蕾もキャップを抜いてみると伸び始めています。

今年の3月、京都、宇治の展示会で購入したものです、早咲き種?

白黄色には咲きませんでしたが、副弁姿が良く、舌は赤でかわいいです。

もう一つが「天面山」です、数鉢の内、2鉢が開花しています。

緑が乗っていますが無点、同株に付いている6個の蕾は動きが無いのにこの1本だけ。

「風蘭」四季咲き交配種も寒いッ!と言いながらも、いい黄色で咲いています。



  


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2022年12月03日

「紅月」 紀州の大棚様より直送から1年!




「紅月」こうげつ  紀州産の紅花 登録 No131

寒蘭、お気に入りはたくさん有り過ぎですが、この子も お気に入りの赤紅花。

昨年も、紀州の大棚を蘭友が訪ねました、車で片道5時間との事、長旅ですが恒例。

その時に「紀州の紅花を!」のリクエストを託していました 楽ッ!。

紀州の大棚様を訪ねている最中にスマホLINEで蕾付き写真を送ってきました。

「この子を推薦してもらったんだけど?」11条立ちの最上木! ⇒ 即決め!

それがこの子 「紅月」でした。

蘭友Ⅰさんと御同行の奥様には大変感謝です。

片道5時間の車中に鎮座、ハンドキャリィーではるばる静岡県浜松市にお越し入り。

長旅ご苦労様でしたね、蘭友がいるからこその御縁で入れることができた木です。

うちの棚に来て5条 &6条
の2鉢に割りましたが、今年、両鉢とも良い花が来ました。

日本寒蘭にしては珍しく、濃紅の花弁の縁を、薄い白色の覆輪が上品です。

ベテラン様が、堅くしっかりと、根を葉を木を健康に造り込んである株はすごいです。

「さすが、ものが違う!」と、実感できるレベルの差が有ります、木に力が有ります。

うちの棚に来てから1年、今年の花を見るまでの間、育て易く、機嫌良く育つ事に感謝!

(実は今年も蘭友の紀州行きの際「これが紀州の青!」を托しました、実は入棚済み!)

  


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2022年11月25日

寒蘭 『 炎 』




今年の花を、ご紹介して参りましょう。

『 炎』です。

 ほぼ無点の、巻かない舌が特徴で、暗い場所でも白舌が目立つ位です。

花姿が乱れず、大型の木です、色は農紅、撮り方で黒いですがかなり濃い赤紅。

土の株も、展示会用に花、葉、鉢を手入れした物では無いので

その道の達人の御方がたには木姿が暴れているとお感じと、恐縮に存じます。

色出しも戸外の、専用色出し室ではなく栽培棚の中です。

種類によっては良い色で来ますが、赤、白、桃、黄色系は本来とは遠いです。

写真の撮り方も、蛍光灯の下で、バックに反射除けの青いPマットを置き

手持ちのスマホでパシャ! 自撮り?です。

専用のデジカメも用意したのですが、使いこなせていません。

「花のアップ、花茎全体、葉までの全体姿」の2~3ショットを保存しています。

いつか、専用の撮影スペースを作りたい、と思っています。

  


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2022年11月22日

寒蘭おうち展示会





寒蘭 おうち展示会! 今年も元気に開催!

というより、気の合う蘭友たちとの「今年の作の発表報告会、真剣:反省会」です。

勉強会を兼ねていますから、パソコンは必需、博士?が画面で病気の対応法を説明する

真剣場面も有り、ワイガヤな場面とはかなりの落差、昼食おつまみお酒係も有り 混乱。

この蘭の世界、病気の対処法や、栽培の秘伝、耳で聞いたことをそのまま人に伝える、

トスすることが多いですが、この場は違います、全員 科学的、超工業~化学系出身者。

病原菌は顕微鏡で解析するし、今回も博士の伝手で農業研究所へ「病気苗持参で訪門」

病原菌を特定して戴き、菌の殖培~培養で確かめ、有効な処方箋や投薬対処法を依頼中。

当日、朝8時準備開始、棚から、厳選してある鉢を展示場?の和室に運びます⇒10m!。

去年は近蘭友のⅯさんを助っ人に頼み二人掛かりで3時間以上も掛かりました、大変ッ!。

今年は思いの外、段取りの良い事あっという間(寒蘭達、棚から運び込まれる迄~写真)

なんと、1時間半で展示完了です! しかも一人で。

鉢数が30鉢弱と、昨年の半分に絞った事も有りるかな? いいえ違います!。

「あれこれ迷っていなかったからです」もう超集中力一本。

太極拳のごとく? なめらかな行動で、スイスイ行動、あっという間に展示準備が完了。

朝10時、、、寒蘭達の清らかな香りと共に、小さな声が聞こえて来ましたよ。

「おいみんなあ、今年は段取りいいなあ、けどさあ、もうじき、又、元気な衆らが来るぜ、

 まあ一人ひとり、元気のいい事、全開でしゃべりっぱなし、明るい内中は居るわなあ」



  


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2022年11月15日

『 大黒殿 』 黒系の渋い子



『大黒殿』黒系花に黒舌、隠れた渋い花です。

この木は、うちの棚では初めて花が来た子です。

入棚は3~4年前、私にしては珍しく通信販売ルートでの購入品でした。

「堅造り」が売り、の蘭舎からお分け頂いた数株のうちの一鉢です。

初花ですから、咲き具合はまだまだで、これから感のある、楽しみな子です。

しかし購入にあたっては、自分の不徳の致す処が有り、反省有り。

小木、いかんせん小さすぎる株を入れてしまった。

恥ずかしい煩悩ですが、まま予算内でもう一つ、この子もいいなあ!?

やはり自分の棚で造りこんでも1~2年で花が来るか、蕾付き株がいいです。



  


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2022年11月12日

『紅紀州』 蘭友のプレゼント!



『 紅紀州 』

我が家の棚では初めての開花です。

「紀州蘭大好き」の蘭友から「ぜひ作ってみろよ」と太鼓判でのプレゼント品。

友人の言う、前評判通りでした、まだ木が中木で力不足か?、

本咲きと迄はいかないようですが「流石!」と言わしめる確かな感触を得ました。

色出しはしていないのに、鮮やかな紅色を漂わせています。

抱えが極上で、落ち着きのある安定感を感じます。

花姿のキレが「レベルの差ではなく、ラベルの差」状況です。

こういう蘭友推薦の花は別格です。

すぐに花を咲かせる育て方はしません。

聞いた通りの、よい花に巡り合うまでは、回り道。

まずは初花への期待よりも先に、「枯らさない事!」。

その為にする事は、バックを外し、2株に分けて両方とも大切に育てあげます。

保険です。

去年初花を拝む事もできたはずですが、いえいえ、こうして1年延ばせば、

花が来ますし、手元の棚には、まあまあの中木が、すでに3本も育っています。

今年は、前哨戦! 

来年、力を付けて花開いた『紅紀州』を置き、晩酌ができるかな!










  


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2022年11月06日

『荒城の月』






『荒城の月』です、

黄花で赤系の舌、地味な寒蘭、黄花の中では、鮮やかな彩りです。

特徴はその舌、咲き始めの初日、ビックリする程の大きな赤系の丸舌。

実にいいなあ、と誰もが感動し見入ります、うちでも棚の元気な人気者。

しかし舌の巻き具合に注意、時間の経過と共に写真を撮ってみました。

斑物で言ったら後暗みという所でしょうか、2~3日で舌が完全に巻きます。

咲き始めのイメージと全開時の舌の変化、形の差が大きいのも、△特徴。

作丈夫でりやすい木です、新子の出も良く花付きも良好、小木でも来ます。

小木から始めて、3輪~4、5、6輪、長年かけて今年やっと8輪咲きが来ました。

黄葉できれいです、過去の寒蘭交換会で、見事な虎斑の荒城の月に出会いました。

黄葉で、陽を強く採って造っているので、曙風に仕上がりますが、

虎斑タイプは衝撃でした。

ついぞや、持ち帰れ無かった事が、今でも悔やまれます。

今年は間違いなく開花が遅い、と言っていた寒蘭達ですが、昨日今日、一気に!



  


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2022年11月03日

寒蘭 『天鷹」』 本格的に開花スタート



『天鷹:てんよう』も来ました。

他の寒蘭に比べて、早い時期の開花、定番の子です、赤花!。

特徴は何といっても、その花姿、ズバリッ!「超 一文字咲き」です。

一文字咲きといえば、同じ様に、鳥の名前を頂く土佐の名花「飛燕:ひえん」がダントツ!

この一文字咲きの花姿に、大空を飛ぶ鳥の姿、飛翔の姿を名付けた感性に敬服致します。

超速で目線をよぎる燕の姿、天空を滑る様に舞う鷹の姿、一文字にはシャープさがあります。

追伸

「鷹渡:タカわたり」今年の10月8日、日本中のサシバが南に旅立つ、渡り情報が入りました。

渥美半島の最先端で偶然、大空を渡る鷹の群れに遭遇!(知人が大アサリを食べに、、、の時)

カメラを構えるセミプロ達のはるか上空、上昇気流に乗って舞う、渦巻く点のように見えたと!。


抜けるような晴天を背に、この鷹の空飛ぶ高貴な姿、正に『 天鷹 』!




  


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2022年11月02日

黄花 『 金鵄 』 折鶴、一文字、舌 なかなか多芸!



土佐 西谷産の『金鵄』が1鉢、いつに無く、早く花開き始めました。

例年、割株の数鉢が、そうである様に11月10日位ですが、この鉢だけ特に早咲き?。

理由を考える所、この鉢だけ、朝日の直射紫外線を当てたくて、南窓に移動しました。

黄花を、冴えた黄にしたくての事なのですが、その、場所移動が原因かどうかは不明。

早く咲いただけあって、鮮やかな黄色とは程遠く、白に近い「白金鵄」の様相です。

黄花、金鵄は、同坪採りか、同類をまとめて呼んでいる感が、有る様な気がします。

うちの棚の金鵄にも2種類、別パターンが有り、この子は主弁の先が「折鶴」が特徴。

副弁はほぼ「一文字咲き」舌は巻かずこの通り、でチョットおもしろい多芸です。

案外、黄花も好きで大勢います!今、蕾が脹らみつつあるのが「荒城の月、王妃」~

「神玉、楊貴妃、大聖光、白鳥、金閣」それと10年経っても咲かない「国旗」!

11月後半の寒暖の差を充分に受けた花なら、もっと鮮やかさが期待できるのですが。




  


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