2023年01月21日
渋さの競演 「派手ガラ vs 地味がら」
「派手ガラ と 地味がら」
柄物の出番は、晩秋の寒さが進んだ頃が冴え時期なのでしょうが、
いえいえ、厳寒の底、この時期こそ、冴えわたるのが、柄もの。
同じ種類でも、一鉢ごとに変わるその個性、葉柄が魅力です。
地味で落ち着いた「幽玄」と、派手ガラの「幽谷殿」です。
それぞれ、自分の好みで造ればよく、どちらが優れ者というものではないですね。
しかし蘭造り者は贅沢なもので、棚にハデ柄が多くなると、青葉が多めの渋い鉢の
絶妙な葉芸にハッとさせられます。
葉芸も、出る新子の具合で毎年変わります、造り方の工夫で、肥料、置き場、採光や
新子の芽欠き選別、といろいろ工夫しますが、やはり一番はその木の素性、
一番初めに棚に入れる木は、自分の目で見て気に入ったのを入れたいものです。
Posted by 和らんを楽しむ会 at 23:04│Comments(0)