2016年12月26日
寒蘭、発色の難しさ
昼夜の寒暖の気温差、これを開花前の蕾に当てる事、
先に御紹介した方法で、この秋、実験してきました。
しかし、残念ながら結果は、理想の「濃い黄色」とは程遠い物でした。
写真集やポスターで拝見する様な、透き通る濃い黄色花にはなりません。
蕾の状態の時に想像できるかもしれませんが、緑が乗っていて、
黄色には近いけど青、緑色傾向の花しか咲いてくれませんでした、写真。
なぜ、こうなのだろうか、紅葉が気温の低下で色付く様になってくれない。
1) 温度計では低温でしたが、実際の蕾、株、木に低温が作用しなかった。
2) 温度の問題以外に、もっと深い、複合的な要素がある(陽光、湿度)。
3) 株自体の固有性質が黄色花に発色しにくい素性(いえ、良い年も有り)
4) 株に力が無く本芸を発揮できなかった、蕾がもっと小さな時期に当てる。
5) 自宅棚から、毎晩外に出して朝まで夜露に当てる「色出し」と変わらず。
6) 黄色はダメでも、赤、赤更紗の系統は5)の成果が認められました⇒写真
7) ※ 寒蘭の発色は、私などには解らない沢山の理由が有ると思えます、
自然の力は、すごく偉大なものだと改めて敬服致しました。
Posted by 和らんを楽しむ会 at 21:55│Comments(0)