2022年10月10日

芋ふかし、6年で咲かせたら金メダル!『雪蛍』




バックバルブふかし、に挑戦したのは、しようと思った寒蘭はこの子、『雪蛍』です:写真。

この木には、出会いとロマンを含めて、ずいぶんな歳月、、、かれこれ20年近くの思い入れが有るのです。

初めての出会いは、平成11年11月33年も前、初版の「寒蘭大綱」に「『無銘』:更紗一文字」として、ご紹介が有り。

一目見て、目が留まりました、花姿、一文字咲き、文句無しの舌、「欲しい!」と思った木です。

バアックバルブ、芋ふかしをしてまでも、うちの棚の子になってほしい、と思った、その原点は、そこでした。

あれこれ調べて、その木にたどり着き、何が何でもどうしても手に入れる、などという事まではしません。

寒蘭を50年もやっていると、本当に寒蘭が好きな人、お金儲けの道具な人、等が分かれ目いろいろ、身の丈が礎。

時は流れて、偶然がおとずれました。

ちょうど10年前、2012年10月7日でした、プロ &
セミプロ(素人以上玄人未満)が集う京都の「交換会」にその子がいました。

「この写真ズバリをカラーコピー」しラミネーした、写真付きです。

『無銘』ではなく ⇒ 新:仮命名?でしょうか? 『雪蛍』のテプラ名札が付いてました、いい得て妙、実に良い響きでした。

いつもながら、交換会の時は、競りが始まる前に、各プロの出展品は事前にチェックし、勝負所の目安を立てます。

仮名かもしれませんが、この『雪蛍』に焦点を絞りました。

交換会に持ってきた、上限数、20鉢分とそっくり変えてでも、持ち帰る腹積もりでした。

セリが始まり、初めから強気圧倒で攻め上げ、競争相手に、こりゃあダメだ、と思わせる先制攻撃が功を成しました。

あんこの、場盛り上げ、遠方ご来場のご配慮も有り、思いの外、いい値段(お買い得)で落とし、手渡しを受けました。

やっとの事で持ち帰った小さな木は、3本立ちにバックバルブが付いていました、もちろん蕾などありません、写真だけが頼り。

このバックバルブが翌年2013年にいもふかしへとつながります。

その話を聞いてくれた、浜松市大人見町の古老寒蘭の名人、Mさんが私に言いました。

「芋ふかし か、6年後の2019年までに花を咲かせれられたら『金メダル』だな!」









Posted by 和らんを楽しむ会 at 18:34│Comments(0)
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