2020年12月06日

ハモグリバエ調査いろいろ!




悩んでいた12年も前の、古い写真ですが、濃い所を抜粋して、1)~3)枚、ご紹介しますね。

寒蘭の困った害虫、ハモグリバエの被害を何とか止めたくて、図書館へ通ったり、その生態を

徹底的に調べ、いろいろ実験をした頃のものです、人の聞き伝えは、実しやかな虚言も多く悩ッ!。

1)被害を受けて枯れた寒蘭の蕾をガラス容器で保管培養すると、何と2週間後、羽化するのです。

  (被害で枯れた蕾の中には、必ず3mm程の白い芋虫状の幼虫か、さなぎが数匹います!

   放っておけば『ハエ』が出てきて、また次の遅蕾に害を与えます、枯れ蕾は必ず完全駆除要!

   『根元から切って焼き捨て』て下さい ⇒ 窓に害虫予防のメッシュをしてあると、逆に

    害虫は外へも出られません、一生懸命、温室の中で餌をくれて飼う、悪循環に陥ります。

2)被害で枯れた蕾、サイズ比較用に10年前まで吸っていたフロンティア、何度も繰り返し実験。

3)これがリアルな事実!、被害蕾の花茎を輪切りにし、正常な蕾茎と顕微鏡で拡大比較すると。

●花茎の軸心の真ん中にポッカリと大きな穴が!これが幼虫が食い荒らしながら上へ通った穴。

 緑で、水々しい正常な右に比べ、水も栄養も運べず、茶色に枯れるしかない運命、悲ッ!

●予防法その❶温室~フレーム周りの雑草を除去する(この中で害虫が発生):除草剤&殺虫剤。

      ❷棚(温室)の回りを全面、隙間なく、完全に防虫網で覆う、囲う:メッシュ使用。

      ※ これが100%予防の最大の方法、他の生半可な気休め対策よりも格段の効果有。

      ※ 8月に入り新蕾が見え始める前に実施が必要 、ここで大きな課題は風通しの低下。 

        高温で蒸したらスポ抜け、立ち枯れ、根腐れを招きます、これとの両立が肝です。

        もちろん扇風機、日よけネットは、フル活用し『ポイントは、ネット目の粗さ』。

        0.7mm寒冷紗は風通しが無くてダメ、1.0mmの普通の網戸用:園芸用を5年間

        使ったが、総合判断として風通しが不足で納得の作ができない。

        4mm&5mm&10mm目をそれぞれ試し、去年の夏からは以下で継続中。

        インターネットでも調べたり、最終的には農機具資材専門店を訪れ、半特注品で、

        『2.0mm目』x2.3m幅x50mを購入し使用しています、結果OK!。

        そして大切なのは、育芽の季節には、よりもっと荒い目に交換し、風通しをさせます。

         張替え交換をする事で落ち着きました。

予防法❸以降は次回! この件は、こだわりがあるので長文御免。





Posted by 和らんを楽しむ会 at 14:51│Comments(0)
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